コラーゲンの役割
コラーゲンとは、人間をはじめとする動物の体内に最も多く含まれるタンパク質の一種で、体の皮膚や筋肉、内臓、骨、関節、目、髪などあらゆる組織に存在し、主に細胞のつなぎとなっています。
私たちの皮膚は表皮、真皮、皮下組織から成り立ち、その中で皮膚の中心は真皮です。この真皮の主成分はコラーゲン(硬タンパク質の一種で、十種類以上存在するといわれています)です。
このコラーゲンが不足するとどうなるかといえね、コラーゲン(体重のうちの6%くらいをコラーゲンが占めているのだとか)同士が結びつく不自然な橋が多くなり、その余分な橋で水分(動物は水分をこまめに補給しないと、脱水症状になってしまうといわれていますね)を保つ場所が狭くなります。
その結果、保湿効果が衰え、お肌に水分が不 足しカサカサの肌になるのです。コラーゲンとは多くの臓器を作る原料でもあります。また、コラーゲンが不足すると髪 細くなったり、ツヤがなくなったり、また、骨がもろくなり骨粗鬆症にもなったりします。
さらに骨と骨をつなぐ軟骨にも多く存在するコラーゲンが不足すると膝が痛んだり、変形の原因になったりするのです。このことから、コラーゲン(人体に最も多く存在しているのは、I型コラーゲンだそうです)には、美容目的と関節痛対策の2つの役割が存在するんです。
■美容(何かに夢中になっていると、自然と保てたりすることも少なくないみたいですね)目的では、乾燥肌体質の人・ほうれい線(口の横にあるハの字のしわをいいます)やシワが濃くなる一方の人が対象で、一緒に摂取すると良いのが、セラミド・プラセンタ(サプリメント、ドリンク、化粧品、ゼリー、育毛剤、医薬品と色々な商品が開発されています)・ヒアルロン酸(膝の痛みにも効果的だといわれていますね)・エラスチンです。
■関節痛(読んで字の如く、関節に痛みを感じることです。関節が痛いのは同じでも、その原因には様々なものがあるでしょう)対策では、加齢による膝の痛みや、スポーツのやり過ぎにより、骨と骨の間の軟骨がすり減った人が対象で、一緒に摂取すると良いのが、ヒアルロン酸・コンドロイチン(経口薬や点眼薬としても使われています)・グルコサミンです。